【インタビュー】樋口大輝選手にタイのプロサッカーについて聞いてみた!

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盛り上がりをみせるタイのプロサッカーリーグ
その中でも2007年よりタイでプレーしている樋口大輝選手にインタビューしてみました!

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樋口大輝選手ってどんな選手?

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近年、タイのプロサッカーは日本人選手が多く移籍しており、盛り上がりを見せています。その日本人選手の一人である樋口大輝選手
2007年よりプロサッカー選手となり、2011年からタイでプレー。現在、タイでプレーして4年目をむかえた樋口大輝選手。なぜタイなのか?タイのサッカーなどについて、インタビューしました。
日本でプレーしていた頃からの経歴は次の通りです。

  • 2007〜2008.8:ガイナーレ鳥取
  • 2008.9〜2010:佐川印刷SC
  • 2011〜2012:チョンブリFC(タイ)
  • 2012〜2013:ウアチョンUTD(タイ)
  • 2013〜2014:ソンクラーユナイッテドFC(タイ)
  • 2014〜現在:タイホンダFC

熊本県出身。1984年生まれで今現在30歳

タイでプレーするキッカケは?

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Kanao日本からタイへ移籍する当時、佐川印刷SCに所属されていましたが、佐川印刷SCからタイで初めて所属したチョンブリFCに移籍したキッカケは?


HiguchiチョンブリFC(タイ)のヴィタヤ監督に声をかけられたことがキッカケですね。

プロサッカー選手として生計を立てていくことが目標でしたが、佐川印刷SCでは仕事をしながらプレーをしていたし、当時26歳で、先のことを考えはじめる年齢にあった。Jリーグに挑戦するか、現役引退するか決断する気持ちでいた。
そこで、佐川印刷SCを辞める決断をした直後にヴィタヤ監督に声をかけてもらい、プロサッカー選手として生計を立てていけることになり、タイのチョンブリFCへ移籍することを決意しました。


Kanao当時、タイのサッカーについて興味がありましたか?

Higuchi正直なところ、海外志向も全くなくて、海外でサッカーすることも考えていなかった。
タイにしっかりしたリーグもあることも知らなかった。

Kanaoキッカケとなったヴィタヤ監督との出会いは?

Higuchiヴィタヤ監督とは、ガイナーレ鳥取時代に監督と選手として一緒にやっていた。その当時からよく指導をして頂いていた。
ガイナーレ鳥取から移籍した後でも、ヴィタヤ監督は立場としては、敵の監督となったけど、たくさんアドバイスをしてくれた。今の自分があるのはヴィタヤ監督の指導があったから。とても影響を受けた人です。

タイのサッカーとは?

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Kanaoタイでプレーして4年目ですが、タイのサッカーと日本のサッカーを比べると、違うところはありますか?


Higuchi総じて言うならば、いろんなことにルーズ
練習に集合する時間もそうだし、試合において、ひとつひとつのプレーもしかり。
ディフェンスに関しても、ちゃんとやるべき仕事をしなかったり、おろそかにされる面もある。
タイでプレーして1年目の日本人選手は必ず、ぶち当たる壁で、自分自身も「えぇ?」と思いましたね。
しかし、それに適応できないと、タイでプレーし続けるのは難しいでしょうね。

Kanaoタイ人選手はプロとして甘い?


Higuchiそもそも、日本人からみた「プロ」の概念は、タイには無いし、日本での「当たり前」は必ずしもタイでは当たり前ではない
もし、日本の当たり前を、タイで当たり前のようにやろうとするのであれば、それはそれで難しい。

タイのサッカーの良い所は?

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Kanao日本から比べると、タイはプロサッカーの歴史は浅いですが、そのなかでもタイのプロサッカーの良いところはなんですか?


Higuchiお客さんやファンとの距離が近いのが良いですね!
タイ・プレミアリーグ(1部リーグ相当)からDivision2(3部リーグ)、全てのクラスで距離が近いですね。
街で歩いてても、気軽にお客さんやファンがよく声をかけてくれるし、写真もよくお願いされますね。
最近は試合会場のセキュリティがしっかりしてきましたが、試合後でも気軽に選手とお客さんやファンが写真を撮ったりできますね。

タイのサッカーで改善点は?

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Kanaoタイ人選手はルーズなところがあると聞きましたが、他に改善したほうが良いと思われる点はありますか?


Higuchiまず、一番に審判の問題
選手が反則をされたフリをして自分に有利な笛を吹いてもらうシュミレーションによって、審判がすぐ笛を吹いてしまうケース。それによって、「この審判は、ちょっと倒れれば、すぐ笛吹くんやな」と選手たちが思ってしまい、みんなちょっと当たっただけで、バタンバタン倒れはじめてしまう。
そうなると、実際にプレーしている時間、アクチュアルプレイングタイムが短くなってしまう。欧州のトップクラスの試合になると60分ぐらいだが、タイだと30分程度しかないレベル。


Kanaoピッチや設備などの試合環境はどうですか?


Higuchiタイプレミアリーグ(1部リーグ相当)に関してはどのチームにしても良い。ピッチの芝もいいし、ロッカールームもしっかりとした設備。
ただ、今季からDivision2(3部リーグ相当)でプレーしているが、比べるとまだまだひどいかな。
試合会場について、まず気持ちが落ちるところから始まっちゃう(笑)
その気持ちを奮い立たせて試合に挑まないといけない難しさがあるね。

苦労したこと、いい経験になったことは?

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Kanaoタイでプレーして4年目になりましたが、今までで一番苦労したこと、いい経験になったことはなんですか?


HiguchiソンクラーFCに所属していた2年間は苦労しましたね。
日本人がほとんどいないタイ南部のハジャイで、友達もいない。日本語で話せる人もいない。
孤独で寂しい苦しかったけど、今になって振り返ると、タイ語を覚えることができていい経験になった。
この2年間がなかったら、今がなかったでしょう。
タイ語を喋れるようになってから、一気にコミュニケーションがとれるようになった。

タイに来た当時から心境の変化は?

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Kanaoタイに初めて来たときから、今季2014年までの4年で、心境の変化がありましたか?


Higuchiタイに来た当初は、サッカーで生計を立てていきたい一心で、とりあえす来てみた状況だった。
現役をいつまで続けるか、引退後のセカンドキャリアはどうするのかなど、先のことは全く考えれていなかった。
今は、現役をいつまで続けるか、セカンドキャリアはどうするか、そのために現役のうちにできることは何かを考えて様々なことができるようになってきた。

今後の現役から引退後のビジョン

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Kanao今年で樋口選手は30歳となりましたが、今後の現役から引退後のビジョンはありますか?


Higuchiとにかく、今シーズン(2014)は、所属しているタイホンダFC(Division2)を、Division1へ昇格することが第一。
昇格ができて、その後の可能性が広がるからね。


Kanao
ズバリその後の可能性とは?


Higuchi実はあと現役生活を2年と決めています。
残りの現役生活を2年と決めることで、やらなければならないことが見えるようになりました。
タイホンダFCをDivision1へ昇格させ、その次年タイ・プレミアリーグに昇格させたいですね。

また、先日タイ・プレミアリーグの試合を観戦しにいった時、「またここでサッカーしたいな」って思ったし、2年後はまだ現役を続けるかもしれない。
また、指導者やチームの運営などについても知識を身につけて幅を広げていきたいですね。

タイホンダFCに所属しようと決めたワケは?

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KanaoソンクラーFCからタイホンダFCに移籍したワケは?


Higuchiタイホンダには、昇格という明確な目標があったことが大きな理由ですね。
どこのチームに所属するにしても、明確なチームの目標があることが大事です。
また、タイホンダはバンコクが拠点なので、いろんな人と出会えて、情報共有する場が多い。
また、今回始めたピースボールアクションなど活動の幅も広げられる。

ピースボールアクションをタイで始めようとしたキッカケは?

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Kanaoバンコクを拠点とすることで、活動の幅も広がりまりたが、今回サッカーボールを通じて世界平和に貢献しようとする活動「ピースボールアクション」をタイで始められましたね。
その始めようと思われたキッカケはなんですか?


Higuchi今年に入って、タイの日本人選手で集まる機会があったとき、タイにお世話になっているし、その恩返しとして、そして日本人として何が出来るか?をみんなで話した時に、サッカーを通じて社会貢献したい!と思ったのがキッカケ。
元々、漠然と社会貢献したいなと思っていたけど、実際どうしたらよいのか?どうなるのか?などわからなかった。

それから、ピースボールアクションの主催している林先生と知り合い、日本まで会いに行って相談をしたのがキッカケですね。
また、社会貢献活動として元々あるモデルをタイでしたいと思っていたので、始めることにしました。
まずは社会貢献できるように、やってみよう!という段階にありますね。

最後に

ピースボールアクション タイランドでは、タインホンダFCのホームゲームで募金・募球活動をしていきます。

  • 7月19日 対サムットプラカーン・ユナイテッド
  • 8月3日 対RBAC FC
  • 8月16日 対BCC TERO FC
  • 8月31日 対カセムバンディット
  • 9月13日 対パクナムポーNSRU FC
  • 9月20日 対アサンプション・ユナイテッド

皆さん、ご自宅に眠っているサッカーボールがありましたら、寄付をお願い致します。
また、ボールを贈る孤児院なども探しています。できればバンコク都内で贈ることができれば良いと考えています。
ピースボールアクション タイランドのfacebookページ、樋口選手のツイッター(@higu48)、もしくは筆者・金尾のツイッター(@HiroshiKanao)までご連絡頂けますと幸いです。


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この記事を書いた人

金尾 浩史

2013年1月から2016年5月までタイ・バンコクで働いていました。 嫁はタイ人。タイ人との国際結婚や、タイでの生活を紹介しています。 富山県出身1987年生まれ。  Twitter:@HiroshiKanao  Facebook:Hiroshi.Kanao  Instagram:hiroshi_kanao

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